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執筆者の写真ふじおかんたろう

無茶祭2023その3 ① 生んでいます。

無茶の準備をしています。

もう間も無く、2月9日の情報公開を目指しています。

※無茶祭2023って文言、わかりにくいですよね。今は2024なのに。間違いじゃないです。僕の2023年が終わっていないだけです。2023年度内に完了させます。



予定よりスケジュールは完全におしておりますが、いいのです。無茶祭ですから。

はじめての作・演出。というか、今はとにかく、「作」!!!


つまり、脚本を書いています。上演台本です。生んでいます。


人生ではじめてのことで、なんとまあ手探りな毎日です。

何を書くのか、ぼんやりとした輪郭はあったけれど、具体化するのは全て今年に入ってから。なぜなら無茶だから!実際はまあ、昨年末の無茶祭で手一杯で何も手につかなかったわけですが。とはいえ、じゃあ時間が潤沢にあれば行動するのか?といえば、少なくとも僕の場合はおそらく怠けるというか、結局直前の時間までは俳優・デザインの仕事を詰め込んでしまうことが目にみえているので、時間が足りなくとも、とにかく走ってみる!!それが無茶祭の根幹かもしれません。




ようやく、作品のプロットの大枠が見えてきました。

(宣伝美術と舞台美術も稼働しなければ。。)


まだ稽古もはじまっていないのに、何度も「今度こそダメかもしれない、、やりきれないかもしれない。。」そんな気持ちになりました。無茶祭をやる時は、いつもどこかでそんな気持ちになるのですが、、「物語を書く」ということがあまりに手探りで、僕はしょっちゅう「そもそも自分は資質として物語を書くことに向いていないんじゃないだろうか」という言い訳をぶつぶつと唱えていました。気分転換に映画や舞台・アニメや漫画を観ています。面白く示唆に富んだ作品は日本の中だけでもたっくさんあって、「これ、僕が書く必要あるのか?」と、そこでも言い訳が発生したりしました。なんとか言い訳の山を乗り越えて進んでいます。「そもそも僕が書くことの需要」などない!やりたいからやるに過ぎない!あ〜それはそれでやっぱりこわい!



たとえ物語が定まらなくとも、届けたいものの輪郭、その周辺について考え続けていました。書きたいことは見えているのに、ドラマにならない!とか、キャラクターがいつまでも明瞭にならない!とか。アニメやドラマなら可能な手法が演劇だとできない畜生!とか。

劇作についての本は少し読みましたが、そこまで読んでいません。今の僕にとっては、読むことで参考になることよりも、自分の思考を縛ってしまう側面の方が多いように感じられたからです。


ようやくようやく、光が見えてきた感じです。

つくった原石のようなものを何人かのお友達に見せて、「いいじゃん」と拾い上げてもらって、「あ、いけるのかこれ。というか自分の筆が乗っている時の言葉、そういうものは自分でも信じていいんだな」とエネルギーをもらいました。

あと、物語につながらなくともその周辺のことを考え続けていた思考の時間は無駄ではなかったのだなと思えたりもしました。

最近は、買い物などをしている時に、勝手に脳内でシーンが展開し始めるので、「お、楽しくなってきたぞ!なんか勝手に転がり出したぞ」って感覚を楽しんでいます。

思えば、ひとりっ子で中学生の頃漫画を描いていた時、こんなふうに物語は展開し続けていたように思います。



ある程度形が見えてきて分かったことは、「あ、これ、言いたいこと全っ然収まりきらないな」ってことです。これはもう当日パンフレットに書こうと思っていたんですが、届けたいこと、考えや想いの1/10ぐらいしか一つの作品には載せられないやって気づきました。全然入りきらない!!僕の力量はもちろんありますが、いや、これは関係なく、多分誰だって収めきれないわこれ!とはいえ、第二作を書くとかそんなつもりは今は全くないですし、何よりまずはこの無茶祭の作品です。





多分、おもしろくなります。5人芝居です。(藤尾も出演するのかな〜とか思っていましたが、出演しない確率95%です)



藤尾に関わってくれた全ての方、観にきてくださいまし。と思っています。


わっけわからない感覚的な作品にもなり得ると思っていましたが、思ったより、ちゃんと物語になりそうです。もっとメチャクチャでもいいかなと思ったりもします。けれど、僕の中で、「物語を書く」と決めた以上、なんだか、カオティックで感覚的なものにしたくないというか、登場人物を愛おしいと思いながら台詞を書きたい、書いてみたいという気持ちがどこかにあるのだと思います。そのことに挑戦したいというか。とか言って最終的にどうなるかわかりません。


それでも僕は、多分、”まっすぐさ”を結構信じているのだと思います。

それは”純真さ”ともちょっと違って、”光”を信じる気持ちに近いというか。


あああひとつの作品で当てられるスポットライトが少な過ぎる。


かわいい感じの作品になります。

「ムーミン」と「ぼのぼの」と「コジコジ」と「ピーナッツコミックス」を混ぜて、そこに私の痛みやおそれと願いを混ぜ込んだ感じになると思います。

演劇界に一石を投じる気持ちは全くありません!

コンテンポラリーな雰囲気の作品にも多分なりません!


どうぞ、情報公開をお待ちくださいませ!!!


そして、この無茶にどうぞお巻き込まれくださいませ。

この無茶が終わった時、巻き込まれたたくさんの方の輪が、スクスクと広がりますように。


必ずなぜだか笑顔で終わる。



※写真は『ジャズ大名』を観に名古屋へ向かうも公演中止になってしまい、静岡を観光した時の「ふじおカメラ」







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