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執筆者の写真ふじおかんたろう

『ふじお湯』② ふじお湯にいくと見れるもの

このブログを書いているその一週間後は7月25日(火)。

「ふじお湯」オープン初日です。

そして昨日、「ふじお湯」すべての展示写真を撮り終えました。

やったー!お疲れ様〜〜〜!(まだ整理が全然追っついていないですが!)


あまりにもワタワタした日々を送っておりまして、まだまだやることは山積みですが、デザイン仕事もします。きゃ〜〜〜!



さて。


今回は「ふじお湯に行くと、つまり、どんな写真が見れるの?」について解説します。



展示内容は主に3種類

①「人と獣」

②「花と手紙」

③「ふじおかめら(生活と暮らし)」


私なりに、今何に興味があって、何を届けたいのかを考えたところ、この3種にたどり着きました。(ちなみに、この「ふじお湯」のフライヤー用に撮影した、「ふじおがピンクのもこもこを着て銭湯にいる写真」も数点展示予定です。)



①②③それぞれについて軽くご説明を。



①「人と獣」


この”ピンクのもこもこ"、元々は、何に使用するか分からないけれど、僕が「もこもこを着て無茶祭の仮チラシ写真を撮りたい!」という願いを叶えるためだけに生まれました。(衣装さんに発注。)

なんだか好きなのです。なぞの生き物。獣。

それ以外に理由なし!勘!


そこで、もこもこには写真展にもぜひ登場していただきたいけれど、僕は撮影に回るので僕が中に入る訳にもいかず、今回は4名の方に中に入っていただきました。(いずれご紹介します!お楽しみに!)

しかし、中の方のお顔が見えるものがメインとなってしまうと、どうも僕の写真作品として完成しきらない予感があり、マスクを手作りし、もこもこの獣として撮影しました。(当日の展示ではマスクなしの、ご本人のお顔が分かるもこもこお写真も展示します。そっちも素敵です。)



人であり人でないような、獣。

どなたがもこもこの獣であるのか、どんな撮影場所なのかによって、もこもこの印象はずいぶん変わりました。そうやって少しずつ獣に感情が与えられていくようで、それもまた不思議な体験でした。裏テーマありますが、まだ書きません。

もこもこに突如、命を吹き込んで下さった4名さま、本当にありがとう。



②「花と手紙」


誰かが贈る花と手紙が誰かの元へ。それぞれが持ち寄った愛情(のようなもの)がリレーのバトンのように巡っていく企画写真です詳しい概要はこちら。


「ふじお湯」に引っ掛けて26名(フロの語呂合わせ)でのリレーを目指して、SNSで呼び掛けたところ、まさかの、ちょうど26名ちょうどでリレーが終わりました。完全にたまたまです!!!すごい。(なお、藤尾もリレーに含みます&リレーには参加するけれど展示はしない方もいらっしゃるので、展示は26名ではありません。)


そして、この企画。僕の思い付きではありますが、なんというか、とても素敵な企画になりました。(と、僕は思っています。)

見知らぬ誰かに贈るお花を買って会場に向かい、誰かからのお花を受け取り、手紙を読み、見知らぬ誰かに手紙を書いて、誰かから贈られたその花を手に会場を去る。

僕の準備不足やハプニングで色々なトラブルも起こりました。けれど、そんな時、そこにいる参加して下さった方々がもれなく助けて下さり、すべて、すべてのことが結果的にうまく進行できました。感謝しかありません。ご参加・お手伝い、本当にありがとうございました。


僕は、「ここにいてもいい/あなたは未完成のまま、すでに素敵だと思う」

そんな、あたたかさが、自然と香るような場所をつくってみたかったのだと思います。裏の狙い的なところで。僕がそんなあたたかさをどこまで参加してくださった方々にお届けできたか、僕にはわかりません。けれど、僕としては、僕は、僕が、そんなあたたかいものを参加して下さったすべての方からいただいた心地です。本当に、すべての方から。

僕は今回、自分が渡す立場ぐらいにうっすら思っていましたが、終わってみれば、僕はずっと贈り物を貰い続けていたような気分なのです。(コミュニケーションなのでさすがに一方的に貰いっぱなしだとは思いませんが、自分が何かを届けることができたかどうかは信じるしかないので、そこは、自分には語り得ないと思っています。僕が勝手に「届いた」とは語れないというか。)


親しい友人が遊びに来てくれたり、久しぶりに会う方、SNSではお互い知っていたけれど直接お会いするのは初めての方、完全に初めましての方、などなどなど、たくさんの方と会い、話し、カメラ越しに再び出会いました。空間に2人きりでのんびりおしゃべりすれば、計6名ぐらいはじめましてや顔見知りがごちゃ混ぜにそこに「いる」こともあったり、はじめましての方同士が協力しあって僕を助けてくれたり。語り出せばキリがないですが、とにかく素敵な時間でした。ありがとうございます。

前回の「ふじお湯ブログ(初回)」で書いたことが、そのまますべて実現したような感覚で、改めて、自分が何を言葉にして、何を信じるのか、そんなことの大切さも思います。


誰かからもらった花と手紙を持ったそれぞれのお写真を、展示では一斉に並べて展示します。また、その場で書いていただいたそれぞれのお手紙も合わせて展示いたします。それぞれのお写真すでに僕は大好きですが、これが一堂に会した時、どんな作品になるのだろう。それは僕も楽しみなのです。

どうぞお楽しみに。



③「ふじおかめら(生活と暮らし)」


こちらは、僕が普段生活していく中で目にしたモノたち、風景などのお写真です。というか何気ないもののほぼすべて。今回の写真展がはじまってから撮ったものや、今のカメラを手にしてから撮りはじめたこれまでのお気に入りなど、まとめて展示します。この写真展が決まる前から、今のカメラを使いはじめてすぐに、Twitterのハッシュタグに#ふじおかめら とつけて呟いたりしていました。


ある意味一番肩肘張っていない作品群です。

この③のシリーズが一番好きって感想を持たれる方もきっといるのだろうなと地味〜に思っています。僕の生きる世界へのきらめきやときめきが映ったり映らなかったりのんびりしていると思います。





最後までお読みいただきありがとうございます。

さあ、あと一週間。

健やかにぐつぐつと参ります。



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