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執筆者の写真ふじおかんたろう

赤をめぐる殴り書き


※数日前に、書くだけ書いてアップしていなかったもの。読み返して、タイトルの通り随分勢いがあって少し恥ずかしいが、せっかくなのでアップしますね。

好きな色はかわる。

ごろごろかわる。よくわからないけれど、今年は赤だ!と感じていた。

このよくわからない、ってとっても大事だと思っている。1番信用に足る。

ひとみゅーについて書いてしばらくして、ああやっぱり楽しかったのだなと感じる。

目に見えない、こころ。

欲望の限りを尽くしてやりたい。

ああ!

欲望の枝葉をメキメキとのばして、新芽をファサファサと芽吹かせ、気付いた時には咲いていたい。咲いた瞬間はいつだって分からない。咲いたことには後から気づくのだ。

ワクワクすることをやりたい。ワクワクすることだけやっていたい。

それは甘えじゃなくて、覚悟をもった強い意思として。軽やかに軽快にユーモラスに、激しく燃えていたい。

なぜか今年は赤なのだ。

大胆でしかし繊細で、品がありユーモラス、純粋なんだけどひねくれている、たとえば、そんな俳優でありたい。

形容詞がたくさん。最近常々思うのは、すばらしいものは、形容詞が勝手にたくさんつく。ひとつなんてことはありえない。

赤い服を買いたい。買ったら心が躍るだらう。

携帯のバキバキを治す予約をした。直したら日々が晴れるだろう。靴を買いたい。買ったら足が躍るだろう。心が躍る日々を送ろう。

心は目に見えない。

雨を眺めただけで、本来人の心は動く。

目の前を車が通っただけで動く。花が揺れただけで動く。窓をあけて、空気が入ってきただけで動く。誰かの顔を覗くだけで動く、車のドアを開けて海に到着しただけで動く。いい匂いがするだけで動く。

日々、雨が降り出しただけで心が動きすぎると困るから、そのぐらいでは動かないことにしているだけ。きっと、本来それだけでゆらぐ。

ああ!

だからこそ、見たいものをみよう。食べたいものを食べよう。着たい服を着よう。赤だ!!赤!赤!赤!

そして、演劇をさせろ!演劇をさせろ!俺に演劇を、させろ!主に来年以降!ちくしょう!

演劇に携わっている時のよろこびが年々増している。

演劇がひとつ、終わるとどうしたらいいか少し迷う。積み上がった藤田嗣治の本も、終わってからはなんとなく開いていない。

僕は強欲な人間なのだと思う。そんな気がしている昨今。たぶんもっともっとそのフタがあく、あける。もっともっと強欲に。

人からもらった愛情の半分も返せてないような人間だけど、もっともっとわがままに。

よくわからないけれど、その方が人にやさしくなれる。きっと。よくわからないけれど。

仲間や友達が増えそうな予感もうれしい。

これは本当に嬉しいこと。

贈り物をしよう。

みた


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