日付をかえて、12月27日誕生日でした。
1年の締めくくりのタイミングで、同時に年齢も変わる。1年を振り返ると同時に、自分自身の個人的な1年も振り返る。
あらためて面白い時期に生まれたなと思う。
もしかしたら誰もがそうかもしれないけれど、僕は自分の誕生日の日付が好きだ。12月27日。なんて美しい数字の列だろう。澄んだ夜空の星を連想させる数字たち。2という数字が重なりあうなか、7が独特のアンバランスさとミステリアスさをのぞかせる。
さて
それはいいとして、、
かつてブログに書いただろうか。
僕は2017年という年に、期待していた。
いや、正確に言えば期待に溢れていた。よく分からないけど、きっとステキな年になる、と。ステキな年になってくれ!じゃなく、ステキな年になると。当然、ステキになれるかどうかには僕自身の生き方も含まれてくるから、僕だって他人任せにばかりしていられないけれど、それでもどこか自力以外の偶然の力さえも信じた上で、きっとステキになると。ある意味、そういったことを含めて信じ続けたのかもしれない。なぜそう思ったか。
それは、2017年、年越しをニューヨークで過ごしたから。ではない。いや、それもあるけど、それだけではない。元旦に名前を改名したから。それもある。
でも、やはり、それだけではない。何が引き金であるか、語ることは難しい、ただ、どうにも予感のようなものがあって、僕にとってごく個人的な成長の年だとこっそり思っていた。何かが自分の中でこっそり沸騰し続けるような1年になる気がしていた。
そして、その感覚は、実のところ褪せることなく2017年の締めくくりまで続いた。(!!)
そんなわけで、外からみたら相変わらずのへなちょこなチビだけれど、自分の中では1年前の自分とかなりの細胞が入れ替わったような感覚がある。半分別人!は、言い過ぎだけれど、人はおそらくすべからく変化していくし、そのことを認めるのならば、やはり違う人間だと思う。
色々なことについて考えた
・本当の優しさについて、わがままに生きることについて
・「知ること」、「出会うこと」、「変化すること」について
・もはややらなくていいことと、やりたいことについて
・身体の言うことを聞いてやることについて、もしくは井戸から湧くような欲求、言葉について
・俳優って仕事のすばらしさについて
・自分が生きる世界の現状について、あと少し、未来について
・かつて大人が教えてくれなかった確かないくつかのことについて(もっと早く誰か教えてくれたらと、思いもしたが、結局のところ、多くの大人は語り得ないのだ、彼ら自身、実は知らないのかもしれない)
・僕にとって「くだらない」ことは僕にとって、随分昔から「くだらなかった」ことについて、もしくは、「そんな気がする」の確かさについて
・美しい花について
・花を愛する本能をもった「女」という類稀な生き物について
などなど。
いずれきっと書きます。
ひとまず、僕に今年も出会ってくれた、多くの人たちに感謝します。「ああ、役者って楽しい仕事だなあ」とあらためて思わせてくれた(厳密に言えば、「新しく」そう思わせてくれた)多くの方に感謝します。2017年、素敵な言葉をたくさんもらいました。その言葉によって、これまでの僕の30年間のいくつかの出来事はその表情を変えました。これまでを否定するつもりは毛頭ないし、ぜんぶ繋がってます。これまでだって役者の仕事は楽しかった。それでもやっぱりあくまでも、「新しく」なんです。
また、今年はこれまでの人生の中でも、おそろしくたくさんの舞台に立ちました。特に下半期!
下半期で6本!!
こんなことは、今後なかなかないであろう激動の時間でした。
2月の犬と串「Peach」
5月の「コンチュウジャー再演」
7月のゴジゲン「なんかすごいSF的なやつ」
8月の「コンチュウジャー2」
9月10月T factory「エフェメラル・エレメンツ」
10月11月のFunIQ「落ちるな中学生」
12月 風琴工房「ちゅらと修羅」
そして
12月リーディング「THINGS I KNOW TO BE TRUE」
ありがたいことです。有難いです。
僕みたいな俳優ですが、それぞれ、作品のために少しでも関わることが、向き合うことができた。そのひとつひとつの経験は、まっすぐに嬉しいし、小さな自信にもなりました。
本当にありがとうございました。
なんだか嬉しかったので、調子にのってまとめてみました。(こんなものを作ると、自分大好き感、ありますね。まあいいよね、作りたくなったし、なにより、僕すぐ作れるので!)
こうして覗くと、どの役も思い入れ深い役ばかりです。
さて来年は?
話したいことはつきませんから、2018年
多くの方と飲めたらと思います。
と言うわけで、駆け足で書きましたが、31歳。
みなさま、来年も何卒よろしくお願いいたします。
とりいそぎ犬と串が待っております。
不尽
※ブログを書きながら、家の近くのカフェでベルギービールをひとり飲みながら、誕生日を通り過ぎながら